遂に完結することが出来ました、『Tear -君がくれた世界-』如何だったでしょうか。 本当にムダに長い物語でスミマセンでした! 始まりは、私の小説の師匠である友人に捧げる為に作ったモノでした。 彼女から夢小説というモノを教えて貰わなければ、私はこうして書いていなかったと思います。 でもここまで長いモノになるとは夢にも思いませんでした……時間が掛かり過ぎですよね。 この物語を書くのに大まかな道筋というか、要所と最終回までの構想はあったのですが、その間の話をいつも行き当たりばったりで書いていたので、計画性は大事だと痛感しました…。 ヒロインの名前は、当時の師匠のPNから拝借してます。彼女を書くにあたりイメージしていたのは"風"でした。 掴み所がないというか、優しく流れる風であったり、時には力強く吹く突風だったり…そんなイメージで書いていました。 彼女の過去はどういう経緯で出来たかもう憶えてませんが多分、ヒロインがテニスに縋る理由が欲しかったんだと思います。 それでいて越前との関連性が欲しかったので、弟というのが出来たのではないかと。 ただ、ヒロインが選手で強いというのは完全に私の趣味です(* ̄∇ ̄*) 昔からか弱い女子とか女の子らしいヒロインて書けないんですよ。 性格もですが、運動神経が良かったり実力がある子になります。回し蹴りとか出来る女の子が好きです(ぇ)。乱暴って意味じゃなくて、逞しいというか。相手である男の子と対等な立場、位置付けにしたくなるんだと思います。 今回のヒロインはいつもより大人びた性格にしました。 そして3年生にしたのは、越前に悩んだり足掻いたりして欲しかったからです(笑)。 同級生の方が書き易いかもですがヒロインとの距離があったり、それに追いつこうと越前が苦悩するのを書くのが楽しいんです。はい、Sですね。 だから作り始めた当時の私と師匠の流行りだった(ような)のと、テニスの強敵である立海を過去に持ってきた訳ですが、今となっては青学メンバーの恋敵?として良い位置になったと思います。 ですが、過去編は力を入れ過ぎたような気もしてます……まぁ、2年は短いですがヒロインにとっては長くて濃い時間だったんだと思います。 それから柳ですが…………何故あんな重要なキャラにしたのか、私も未だに判りません← 多分・当時メッチャ好きだったか、乾との繋がりがあったからかはもう本当に憶えてないんですが、真田や幸村よりは適任だったなと思ってます。 ヒロインとの関係ですが、柳は確かに彼女に恋愛感情を持ってはいました。ただそれはヒロインの柳への依存があって成り立つモノで、彼女の意識が柳へ向いていなければ柳の執着もない訳で……なんて言えばイイんでしょうか…ホント・彼は難しかったです。 あとはまぁ、書きませんでしたがヒロインが誘拐される話とか、ヒロインと跡部が(両親の仕事関係で)許嫁にされる話とか考えてましたが無謀でしたね。書かなくて良かったかも。 余談ですがタイトルの『Tear』は涙という意味もありますが、物語としては壊すというか裂く方の意味が強いです。塞いでいたヒロインの世界を立海や青学メンバーが壊してくれたという意味で。 それから私は小説を書く時は常に音楽を聴きながら書くのですが、勝手にこの夢テニ小説のテーマソングを栗林みな実さんの『mind touch』にしてました(聴きながら脳内でアニメのOP風に妄想したり/笑)。 長々と裏話というか、言い訳をしましたが。 書いてきた物語の中でどこか1ヶ所でも、読んで下さった皆さんの印象に残る場面があったらとても嬉しいです。 本編は一応、ここで終わりですが折角両想いになったので付き合っているヒロインと越前、というのも書きたかったりします。……でもあの二人のことですから、デートとか言ってテニスしてそうですよね…まぁそれも有りですが。 それでは、凄く偏食的で趣味に走った拙い物語でしたが。 最後まで読んで頂き、本当に本当に有り難う御座いました! 2011/12/11 |